製造受託(OEM)
当社は大正11年創業、平成11年法人化の皮革製造業(タンナー)です。一族代々、革づくりを家業とし、その歴史は明治時代から皮革素材の製造にたずさわってきたところから始まります。戦時中での軍需産業経験を活かし、靴用革を主とした製革所として大正11年に独立。独立後、主にクロム鞣しの婦人用革靴に特化し、原皮の購入から染色、仕上げ、革素材の納入までのほとんどの工程を一貫して担ってきている歴史があります。
現代表の吉原が事業継承したことにより、靴だけでなく幅広い商材に向けた革のご提案が可能となりました。また、協伸株式会社(同業種連携)との一部業務提携契約により取り扱う材料や仕上げ方の種類も多岐に渡り、ご希望に沿った革素材提案が可能です。
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保有材料
牛(ステア、キップ、カーフ、ベイビーカーフ)
バッファロー、ホース、シープ、ゴードなど
用途
婦人・紳士用靴、かばん・ハンドバッグ、財布
小物、ジャケットなど
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小ロット対応可能
近年では、年齢や性別、地域、季節などの顧客ニーズの多様化に伴い多彩な商品が市場に流通し、多品種少量生産に取り組む企業様が増えています。
このような多種多様な顧客ニーズに対応すべく、当社でも独自の方法を採用し、数枚からの小ロット対応を行っております。また、国内革製品縫製会社との連携もありますので、最終製品での納品ご提案も可能です。是非当社にご相談ください!!
<こういった法人様・個人事業主様におススメ>
・少ないロットでオリジナル革製品を企画されている方、クラウドファンディング(CF)で、革製品を少ないリスクで販売してみたい方、すでに展開している革商品はあるが色によって製造数量にムラがあるため対応してほしい方
(※ご理解願います※)
小ロット生産は、通常生産ロットより割高となります。
その理由として、皮革製造工程は大きく分けると、鞣し、染色、仕上げの3工程ありますが、細かくは原皮の調達から革素材になるまで、業界内で分業(外注)を挟みながら20工程以上を経て製造しているため、元々多くの手間と費用が掛かっています。また、鞣し・染色での各薬品は、革の重さに対してパーセント計算されるため、数量が少なくなればなるほど薬品の浸透具合や染色時間に時間が掛かりコスト増加に繋がります。仕上げ工程でも、通常ロット生産と同様に、各工程の機械作業を経て作られていきます。現在、薬品価格や原油価格、人件費の高騰により製造単価は上がり続けていることもあり、小ロット生産ではこうした費用を1枚(DS)にコスト計算すると、どうしても割高になるのです。当社では、こうしたコストを出来る限り軽減するため、用途別・色別にある程度の染色済み下地を積むことで様々な仕上げに対応するなどの取り組みを行っています。